アリエス国には『一ツ眼の洞窟』以外にも、様々なダンジョンが点在しています。

まず、アリエスの街の南西に位置する『迷いの森』。この森に入ったものは必ず迷子になり、元来たところに戻れなくなる、という森です。事実、迷子や行方不明者が多発する森です。森の発する不思議な魔力が森を進む人たちの方向感覚を狂わせ、空間認識を歪ませてしまうのではないかと言われています。

アリエス国の北東には砂漠が広がっており、そこは『ナグラーダ砂漠』と呼ばれています。ナグラーダ砂漠では『遺物』と呼ばれる失われた文明によって作られた不思議な道具を拾うことができます。しかしながら、ナグラーダ砂漠は現在、国王アリエス８世により封鎖されており、入ることができなくなっています。

最後に、アリエスの街のすぐ東に見える洞窟ですが、この洞窟の名を知るものはいません。一説には『一ツ眼の洞窟』よりはるか昔より存在していると言われているのですが、その名を伝える者が現代には一人もいないという謎の洞窟です。地下３階から先が巨大な扉で塞がれており、誰も先に進むことができないため、勇者会でも調査が全く進んでいません。いつかこの洞窟の謎が解ける日が来るのでしょうか……？