隻眼の魔術師とは?
古くよりアリエス国の『一ツ眼の洞窟』に割拠し、そこに住む人達に迷惑や不幸を与え続けてきたと言われています。
現国王より4代前のアリエス4世の治世においても、国王本人による『隻眼の魔術師を倒して欲しい』、という依頼があったことを証明する公式な書面が勇者会に残されています。
それほどまで古くからその名を知られているのに、未だにその顔をはっきりと見たものはおらず、正体不明の謎の魔術師とされています。
唯一わかるのは、深くかぶられたフードの奥から邪悪に光る赤い一ツ眼のみ。『隻眼の魔術師』という通り名は、『モノカゲの呪い』をかけられたとある勇者がその姿を見て名づけたものでした。